まりあ†ほりっくを読んで感じた狭義のSと広義のS

ちょっと変態的な記事を書いてみる。


先日……と言ってももう恐らく2か月くらい前か…。
塾で中学2年の女子数名が、休み時間中に「私M〜」とか「あんたドSだよね〜」とか「そんな事無いよ。私Mだもん!」などということをきゃっきゃと喋って盛り上がっていたのですよ。

正直私が中学時代に、SとかMとかの概念を理解していたかどうかかなり怪しいので、今の中学生はホントにモノを知っている…なんて事を思ったのですが、その場にいた塾長が一言、
「お前らみんな若い女の子なんだから、公衆の場でSとかMとか言うなよ。どうしても俺らにはそういう嗜好があるみたいに聞こえてくるんだから。」
と言いました。
塾長は30代前半。その場にいた他の講師は私ともう一人同い年の女性Yさん。
塾長30代、バイト講師20代、生徒10代という構図です。当然ながらそれなりのジェネレーションギャップがあります。
塾長の一言にYさんが放った一言は、「あ〜確かに、どちらかと言うと性的な意味に聞こえるかも…。」
私も似たようなことを言った。「仲間内で盛り上がるのは結構だけど、周りに聞こえるようにして言うものじゃあないな。」みたいなのを。
中学生たちは少し意外そうでしたが、では彼女たちが話していたSとかMとかは塾長の言うSとMとは違うのでしょうか?


いきなり結論を書きます。NOです。ここでは塾長の言うSをサド、生徒の言うSをSと呼ぶことにします。なぜMを例にしないかって?私がSっ気ある人間からMのことはさっぱりなのです。


さて、ではこの2者にどんな違いがあるというのか…。私は快感を得ているかどうかだと思っています。Mの場合も同様。
もちろんサドの方が快感を得ており、Sは得ていない方ですよ。念のため。
快楽と言うよりも性的興奮と言った方がより具体的で正しいかもしれません。
塾長が言ったセリフにそういう嗜好という単語があったのは、サドの意味で取っていたからですね。
そして純真無垢な中学生たちは、そんなニュアンスがあるなんてこと梅雨知らず、ただ弄る側、弄られる側という意味でSとかMとかを使っていたんですね。
ちなみに私のS成分のうち、S:サド=5:5です。
中途半端な…と思われるかもしれませんが、男相手に口撃しても快楽を感じないので、こんなもんですよw



さて、ところでこんな話を聞いたことはありませんか?

  • SやMとは相対的な概念である。

サドは攻めると快感を得るが、攻めれらると屈辱を味わうのが定説です。もしかすると快感に変わる変態も世の中にはいるかもしれませんが、大概のサドはそうならないと信じています。
つまり、サド・マゾの観点で言うならこの説は矛盾しています。快楽に変わらない限りサドはより強いサド相手にマゾになれませんから。
この説はここの記事で言うSとMの関係に於いて成立します。快楽抜きで弄る弄られるだけの関係でならばごく当たり前にこの説が成立しますから。


そういえばこの記事マンガタグが付いているんですが、その理由としましては、最近まりあ†ほりっくにハマってしまいまして、その影響からこの記事を書くことと相成ったためです。
で、そのまりあ†ほりっくの紹介分がコレ。
『百合趣味少女と女装ドS少年の超絶ハイテンションラブコメディ』
女装ドS少年というのは鞠也のことなんですが、彼の場合広義のSです。ズタズタとかなこを口撃していきますが、快感には感じていません。実の妹相手に「跪いてオレの靴に口づけろ それで今回の失敗は見逃してやる」なんてことを言っちゃうくらいなので狭義の方かと思われるかもしれませんが、快感が伴っていないのでやっぱり広義です。ちなみにこれに泣きだしてしまった静珠を見て萌えてしまった私は…。
ドSといえど、広義なのですよ。S=この記事で言うサドと捉えている人によっては「口が悪い」で片付けられそうですね。




もう一つ私が聞いたことのある説を紹介。

  • Sを攻めてこそ本当のS


これは塾長が以前に放ったらしい名言なのですが、この場合はサドの方ですね。狭義のS。
上でサドについて「攻めれらると屈辱を味わう」という表記をしましたが、屈辱の表情を与えてこそ燃えるというか、やりがいがあるという気持ちになるのですよ。何でも受け入れる相手では物足りないというか冷めてくる。
自称Sに対してとことん攻め、2度とSだと自称させてやれなくするのが究極ですかね。




さて、そろそろ私の変態度が明らかになってきたような気がするのでここら辺でやめときます。
最初に主張したかったことと論旨がズレてしまった気がするのがなんだかなぁ…。
つまり“最近のSとかMという表現は、広義になってしまったために性的な要素が無くても表現することができる意味合いに変わっている”という文章にしたかったのですが…。
長文記事*1なんて慣れないことをするといかんね。


最後に、この記事内では特に区別するため、便宜上狭義をサド、広義をSという表現としましたが、本来この2つは同じものを指すはずなのでこの記事以外ではその通りに適用されませんので悪しからず。

まりあ・ほりっく 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

まりあ・ほりっく 1 (MFコミックス アライブシリーズ)

まりあ・ほりっく 2 (MFコミックス アライブシリーズ)

まりあ・ほりっく 2 (MFコミックス アライブシリーズ)

まりあ・ほりっく3 (MFコミックス アライブシリーズ)

まりあ・ほりっく3 (MFコミックス アライブシリーズ)

*1:私にとっては