ボルケーノを見た。パニック映画について考えた事…

パニック映画が結構好きなんだと気付きました。手に汗握る展開が好きなんでしょうが、決してハッピーエンドにはならない辺りもそう思わせるのかもしれません。と言っても映画鑑賞が趣味なワケでもないので、見たことのある映画数は普通の人より少ないくらいです。知ったような口振りで書くので、ムカついたらさっさとバック!




タイタニックをパニック映画とみるか恋愛映画とみるかは各人の解釈の差なのでしょう。ボクの母はパニック:恋愛=2:8だと言ってましたが、ボクは6:4くらいにおもっています。若干パニックの割合が高いというくらい。
タイタニックも決してハッピーエンドにはなりませんでした。しかしボクはあの作品を視ると最後の場面で必ず涙が流れてしまいます。恋愛部分の4割が『ハッピーエンドにはなれなかった。夢の中でくらいハッピーエンドでありたい。』と訴えてくるからです。そして、現実では叶わなかった夢を夢の中で叶えた老婆が息を引き取るところで話は終わります。
昨日見たボルケーノも全くハッピーエンドにはなりませんでした。多くの人々が次々と死んでいきました。特にショッキングだったのが、地下鉄救助に当たった隊員が最後に運転手を救出して自分はマグマの中に突っ込んで死んだものです。足から順番に体が溶けて死んでいく描写は夢に出そうなくらいグロテスクで、その頃からTVの前で膝を抱えて見ていました。最後は娘と小さな子をビルの倒壊から守ろうとして一緒に巻き込まれた主人公の親父。結果的には瓦礫の中から自力で這い上がるというど根性ぶりを見せました。


パニック映画の定義はありませんが、このハラハラさせる展開があるだけその映画はパニック映画だと言えると思います。そしてハラハラさせるためには危険な状況がつきものです。危険になったのにすべて助かってしまってはあまりに作り話くさい。だからハッピーエンドなんかならないと考えました。これは一般から見れば常識なのかもしれませんが、ボクは昨日ボルケーノを見て気づいたんです。
そしてボクはハッピーエンドはどうも苦手なようです。…というより、芝居臭い芝居が嫌いなだけなのかもしれません。だから高校の時映画を撮っても、日常を逸脱しない話でない限り胡散臭いと感じていたのかもしれません。どんなに前評判がよかった映画でも面白いなんて感じませんでした。むしろ舞台で演舞を披露した出し物や映画よりも本格的な演劇の方が見ていて気持ちが良かったものです。
演技に厳しい目線でものを見る偉そうな見方をしているからかもしれません--;


……なんか結局自分のこと書いてしまいました。昨日ボルケーノを見たあとふと妄想を巡らせたものを文章化しただけなので当然と言えば当然か…。