名前を呼んで… ハヤテのごとく! 第181話感想

ギリシャと日本の間の時差は7時間です。サマータイム期間なら6時間。
アテネオリンピックの時は、現地のゴールデンタイムが日本の午前1時過ぎだったため、オリンピックを見るために毎日朝寝でした。
まぁオリンピックがやって無かろうとも夏休みだったのでほっといたら朝寝になってしまっていたのでしょうが…。


さて、ハヤテの感想。ハヤテ過去編第4弾。
前回はハヤテが棺のようなものを発見したところで終わりました。背後に立つアーたんが不気味でしたねぇ…。
今週はその続きから。どんな展開を見せてくれるのか…。


棺桶を開けようとして…

いささか乱暴に止められました。襟首掴んで急に後ろへ引っ張られたら鞭打ちになりそうだ…。
そんなことはどうでもよくてですね…。

大好きなハヤテを無理やり止めたときのアーたんの表情がコレ。
放った言葉はたった一言。
「ダメよ。」
ここまでアーたんを変貌させる棺の中身は一体…。どうもこれが2人が分かれる原因になる気がするなぁ…。


でも次のページのこれがまた何か引っかかった。

このため息が意味するところは何なんだろうなぁ…?
単純に見られたら困るものが入っていたから見られなくて安堵したのか、それとも開けたらハヤテの身にも何かヤバいことが起きるようなものが入っているからハヤテの身を案じて安堵したのか…。
まぁ流れからいって前者でしょうが、後者も……いや、ないかな。


刻みが遅い大時計

壊れているのかと思いきや、アーたんの返答はこう。
「それで合っているのよ。」
続けて、まるで自分自身に言い聞かせているかのように呟いた言葉…。

逆に考えたら、大時計以外は正確じゃあないと…。
ちょっとここで妄想。
アーたんが外見の割に妙に大人びているのは、これが原因じゃないかな?
自分自身が体感する時間の速度がそのままで、体感以外の部分はだいぶ遅いというのなら、脳の成長と身体の成長にギャップが生じることになるのではないかな?
仮に体感時間での3秒で大時計の秒針が1秒進むとしよう。体感時間よりも大時計の時間の方が正確ならば、相対的に自分自身は周りよりも3倍早い行動をしていることになる。
アーたんの外見が5・6歳なのだとしたら、体験している時間は15〜18年
ここでは仮に3秒:1秒で考えたけど、実はもっと差が大きいかも…。
うん、そうなるとハヤテがロイヤル・ガーデンを出る場面では、思ったよりも時間が流れていない…なんて展開もあるかも知れんね…。
ロイヤル・ガーデンが常識的な場所では無いのはほぼ確定なのですが、じゃあなんでそんなものが存在するのか…みたいな妄想がまた膨らみそうなのでここでやめとこう…。


ところで、大時計に限らずハヤテの思考が冴えまくっている件…。
神さまが棲む城に王族…。
言われてみれば確かに変だ…。


魔法の鏡

とりあえずハヤテの発言から、男子が使っちゃいけない道具だってことだけはわかった。
見られる時間がちょこっとだけなのだとしたら、好きなあの娘が×××××をしている時間を予測して…なんて良からぬ事に悪用しそうですからね。
え?×××××に入る言葉?
ご想像にお任せします。


さて、幾分か真面目に…。
鏡に映せるのは自分が知っている人の周りのみ。ここでいう周りとは、知っている人物と、その周りの風景なのか、知っている人物の周辺にいる人物なのか…。それによって解釈がかなり変わりそうですが…はてさて…。


ちなみに鏡に映った人物は…

マリアさんでした。


…………ん?
つまり……あれか?
アーたんとマリアさんは知りあいだと…。同じ女神の名を持つ者同士…。
アーたん登場時から、胸のブローチが酷似しているのが何となく引っ掛かってはいたのですが、「まさかねぇ…。」と思ってスルーしていたのですよ…。
ここまであからさまに現時点でのメインキャラに繋がるとは…。
バカ!1ヶ月前の自分のバカ!
気付いた時に記事にしないと意味がないということを今更実感…orz。



マリアさんが映る鏡を見た時のアーたん。
口元だけだけど、何だかうれしそう…。
さて、またまた妄想が膨らむぞ…。
じゃあアーたんとマリアさんは何の繋がりがあるのか…。
以下、思いついた候補。

  1. 2人は姉妹
  2. 2人は双子の姉妹
  3. 2人は友人
  4. 2人は親子

本命は1か3。
2も、瀬川兄妹の例があるから、似ていなかろうと問題なし。
1か2の場合、行き別れな展開だとよりGood!
4は…まぁ無いわな。
あったらあったでそれも面白いけど、その場合どっちが親なのかもハッキリさせとかないとな。


名前を呼んで…


アーたんも、この孤独な王城暮らしにうんざりしているような感じだ…。
誰かが自分の名前を呼んでくれる…。アーたんはそんな当たり前な幸せが一番欲しかったんですね。
だからこそハヤテがアーたんに好きだの何だのとゴニョゴニョ呟いた時にこう言ったんかな…。
「呼ぶなら!!もっと大きな声で呼びなさい!!」
と。
アーたんが珍しく感情的になっている。何か必死さのようなものさえこのコマから伝わってきた。
しかもハヤテは即座に答える。
アーたん、幸せだったんだろうなぁ…。

この笑顔は幸せを噛み締めているように見えたもの。
一番欲しかったものを与えてくれたハヤテ。今まで本当にウンザリするくらい孤独だったんだろう…。その後何度も言わせてるし…。
これで一層絆が深まった2人。

不幸な話は、一旦全力で持ち上げておいてからドン底に突き落とすとより効果的ですよね。
これがドン底への序章だと分かってしまうために、素直に幸せな2人を見守れない…。



あとがき

なんだかいつも以上に写真が多くなった気が…。
前述の通り、この話はドン底への序章。
知らなければ2人のラブラブっぷりを眺めてニヤニヤできそうな展開なんだけど…。
コレで過去編はどこら辺なんだろ?
まだ折り返しなのか、既に佳境なのか…。
まぁ毎週期待して待っているだけなのでこれがどこだと分からない方がいいんですがね…。


さて、巡回…いや、もう一つの方で記事を書こう…。