金色のガッシュ!!28巻
- 作者: 雷句誠
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/03/16
- メディア: コミック
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- ティオの新呪文
スゴイ・・・ この巻はみんなが大活躍。ガッシュもさることながらチェリッシュとティオ。特にティオが新呪文「チャージル・セシルドン」を発動させてゼオンの最大呪文「ジガデュラス・ウル・ザケルガ」を受けきった時はホントに鳥肌たった。そしてそのときのティオがかっこよすぎ!!
ロデュウとチータは・・・いいや、割愛(笑)
- バオウ・ザケルガVSジガデュラス・ウル・ザケルガ
後半復活したガッシュはゼオンの「ジガデュラス・ウル・ザケルガ」に対抗するために迷い無く清麿に「バオウ・ザケルガ」を要求します。前回と同じくバオウに喰われそうになりますが、清麿の声が届き、主を失ったバオウに「主は今ここに戻った!!!」と説得。逆にバオウを従わせます。
一方、アンサートーカーの実験体としての今までの生活からくるデュフォーの憎しみから、ジガデュラスも威力を増していく。しかしガッシュはバオウの憎しみと共にデュフォーの憎しみさえも受け止め、最大呪文対決はガッシュの勝利。デュフォーの心境を悟った瞬間のゼオンの表情が、今までの兄弟の戦いの終了を端的に示していました。
- なだれ込む記憶
バオウをその身で受け止めたゼオンが見たのはガッシュの幼少時代の苦しい日々。何もせずのんきに遊んでばかりのガッシュの過去は想像以上に過酷でした。その過酷な生活の中で唯一の希望として見出したものは・・・
「私には…お父さんがいる… 私には…本当のお母さんがいる… 私には、お兄ちゃんがいる… 独りではないのだ… 独りぼっちではないのだ… ほしかったお兄ちゃんまでいるのだ…」
実在する本当の家族と兄の存在でした。
会ったことの無い兄を想う幼い日のガッシュと、バオウを受け継いだ会ったことの無い弟を恨む幼い日のゼオン。その二つを対比させたゼオンは自分の愚かさに気が付き、ガッシュに謝ります。
- 和解
敗れたゼオンはガッシュに魔界の頃の記憶を返します。敗れたことで父がガッシュにバオウを受け継がせたのが本当に正しかった事を確かめました。
「私とゼオン、一緒に… 家族一緒に暮らせるのだ。」 この見開きで涙が出てきました。複雑に縺れた兄弟はここで和解します。二人が願った家族一緒の生活。それは普通の者はごく当たり前の、しかしこの二人には掴むのさえ困難な一番の幸福でした。
- 暴走するファウード
ゼオンが身に着けていたファウードの鍵が壊れ、ファウードが制御不可能になってしまいました。ゼオンは自分の雷の力をガッシュに渡し、ファウードの暴走を止めるよう託します。そしてデュフォーに最後「楽しかった」と告げて魔界に帰りました。
- 裏表紙
ちょっ・・・ゼオンがかわいいんですが!!何この猫みたいに嬉しそうにハートマークまで飛ばして鰹節削る姿は!?(猫は自分で鰹節削りません)